電磁波って何?どんな影響があるの?

電磁波には超低周波から高周波まで、さまざまな種類があります。電磁波の種類によって影響が異なるため、対策は抜け目なくしっかりと行うことが大切です。



気になっていたけど意外にわかっていない電磁波のこと。
少年タックンが電磁波に詳しい博士に聞いてみました。

電磁波って、いったい何?


また電波も電磁波の一種で、最近では電波・無線技術を使った製品が増えてきているし、至るところにスマートメーターやWiFiスポットや携帯電話のアンテナが設置されているから、家中・オフィス中・街中が電磁波であふれている状態なんだよ。



※電磁波は光と同じ速さで進み、1秒間の振動回数を周波数といい、ヘルツ(Hz)で表す。
問題は人工の電磁波?


また地磁気や地球の振動数と言われるシューマン共振なども自然の電磁波で、アルファー波やベータ波など私たちの脳波も電磁波なんだよ。


1)超低周波(ELF):商用電力(50Hz/60Hz)、送電線や変電所、家電製品、鉄道など
2)中間周波:IH調理器、ワイヤレス給電、AMラジオなど
3)高周波:携帯電話(4G/LTE、5Gなど)、基地局、無線機器、通信機器、テレビ、FMラジオ、電子レンジなど
その他に、ガンマ線やX線といった、より周波数の高い放射線なども利用されているね。


一番の問題は、超低周波磁場の非熱作用!?


1)刺激作用
感電した時のビリビリ、チクチクした感覚。低周波治療器は一般的にこの刺激作用を利用している。
2)熱作用
温度が上昇する作用で、電子レンジは、マイクロ波(高周波)のこの熱作用を使っている。スマートフォンも高周波と超低周波を混ぜ合わせた変調電磁波を使っているので、長く話した後は、耳のあたりが熱くなったりすることがある。
イギリスのサンデータイムズ紙は1996年「危険!携帯電話があなたの脳を調理する!」 というショッキングな記事を掲載したことがあり、マイクロ波にはホットスポット効果があるといわれている。これは、ものの中心に電磁波が集まって温度が上がる作用で、携帯の電磁波で人間の脳や眼球、睾丸が熱せられているかもしれない、といわれている。人間の体温は、1~2度上がるだけでも大きな影響を受けるため懸念されている。
3)非熱作用
刺激作用や熱作用は人が感知できる作用だが、「非熱作用」はそうではなく、体の深部にまで届いて生命活動の根幹部分に深刻な問題を引き起こすような作用が指摘されている。
具体的には、遺伝子を損傷したり、メラトニンなどの脳内ホルモンの分泌を低下させたり、ガンや白血病の発生率を増加させたり、という影響を与えることが報告されている。
そのため最近の研究では、超低周波磁界と呼ばれる電磁波の非熱作用が一番危険だと言われている。
超低周波の非熱作用が問題なのはなぜ?


ところが今、問題となっている人工的な超低周波は、生命を育むどころか逆に生命を根本の部分から蝕んでしまうんだ。


古代から生命を育んできた自然な超低周波はとても微弱で、生命に優しくリズムカルなゆらぎを持つ静磁場と呼ばれる波。対して人工的な超低周波は非常に強く、デジタルでゆらぎがなく、周波数の数だけ一秒ごとに電界と磁界の方向が変わる変動磁場と呼ばれる波で、その度ごとに私たちの細胞は異常刺激を受けることになるんだ。
さらに携帯電話やスマートフォンは超低周波と低周波、マイクロ波を複合して変調した電磁波を使用しているので、生命がこれまで経験したことのない不自然な波を浴びているんだよ。


1) 生命波に共振:
人工的な超低周波は、自然界の超低周波にどこまでも近似しているため、生命波に共振してしまう。その結果、脳細胞やDNAなどの生命の根幹部分にまで影響を及ぼしてしまう。
2) 溢れている:
送電線や一般家電からだけでなく、ほとんどの家電や携帯端末、IT機器からの電磁波には超低周波が含まれているため、人工の超低周波は日常生活の至るところに溢れている。電子レンジのようなマイクロ波を使った家電からの電磁波は体内に入ると一部が超低周波に変換されるし、送電線は超低周波から高周波領域の波長を放射している。
3) 遮断できない:
超低周波の性質としてほぼあらゆるものを透過してしまうため、遮断して防ぐことができない。


超低周波についての規制は無いに等しい!?






スウェーデンのカロリンスカ研究所が国内の高圧電線の300メートル以内に住んでいた約50万人を対象に15年かけて行ったカロリンスカ報告(1992年)によると、ガンの増加率が、0.2μTで2.7倍、0.3μTで3.8倍になったと発表されたんだ。
また、デンマークガン協会のオルセン博士が国内1,707人を対象に18年かけて行った報告書によると、0.1μTでさえ1.4倍、0.4μTでは6倍ものガンの増加率が確認されたんだ。
だから、スウェーデンの規制である0.2μTでさえ、安全であるとは言い切れないんだよ。
超低周波の世界各国での規制値
区分 | 制定年 | [μT] | 規制内容 |
---|---|---|---|
ICNIRP 国際レベル |
2010 | 50/60Hz)200 | ガイドライン |
日本 | 2011 | 50/60Hz)200 | 規制 |
米国 | - | - | 米国には国レベルの規制はないが州レベルで有り.テネシー州やカリフォルニア州では0.4μT規制 |
ドイツ | 2013 | 100 | 規制 |
イタリア | 2003 | 100 | 規制 |
スイス | 2000 | 100 | スイスでは本規制値以外に住宅、病院、学校等の特に防護が必要な場所において、 防原則に基づいた磁界の規制値(1μT)を設定。 |
オーストリア | 2006 | 100 | 勧告 |
スウェーデン | 1990 | 0.2 | 規制(労働組合総連合であるTCO) コンピュータは30cm離れて0.2μT以下になるようにする 電線は人口密集地で0.1μT、郊外で0.2μTを目標 |
英国 | 2012 | 360 | 自主規制 |
配電線・送電線・変電所などとガンの疫学調査
報告書 | 調査国 | 報告年 | 種類 | 増加率 | |
---|---|---|---|---|---|
カロリンスカ報告 | スウェーデン | 1992 | 小児白血病 | 0.2μT以上 0.3μT以上 |
2.7倍 3.8倍 |
オルセン論文 | デンマーク | 1993 | 小児白血病 | 0.1μT以上 0.4μT以上 |
1.4倍 6倍 |
ノルディック報告 | 北欧三ヶ国 | 1993 | 小児白血病 神経腫瘍 |
0.2μT以上 0.2μT以上 |
2.1倍 1.5倍 |
フェイチング論文 | スウェーデン デンマーク |
1995 | 小児白血病 | 0.2μT以上 0.5μT以上 |
2倍 5.1倍 |
リネット論文 | アメリカ | 1997 | 小児白血病 | 0.3μT以上 0.5μT以上 |
1.72倍 6.41倍 |
ディ-・クン・リ-博士 | アメリカ | 2001 | 女性の流産 | 1.6μT以上 | 6倍 |
※送電線からの電磁波は50Hz〜60Hzの超低周波による影響です。
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